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シロアリの階級

シロアリには、「王」「女王」「兵隊アリ」「働きアリ」などの階級があり、巣全体で一つの社会のように活動することから、『社会性昆虫』と呼ばれます。王、女王は子孫を増やし、兵隊アリは巣の防衛、働きアリはエサを集める(木を食べる)のが仕事です。

 

女王(じょおう)

種によっては25年以上も生きると言われています。産卵を役割りとするため、腹部が肥大化するのが大きな特徴です。一日に数千から数万の卵を産むと言われています。

 

兵蟻(へいぎ-兵隊アリ)

アリなど、他の昆虫からコロニーを護るのが大きな役目です。その為、種によっては、武器となるようにあごが巨大化しているのが特徴です。種によっては、外敵を攻撃する為に分泌物を出すものもあります。この階級は、あごや頭部が攻撃に特化しており、自分では食料を取れないので、職蟻から餌をもらいます。一般に職蟻よりは大型で頭部が濃色で特徴があるため、兵蟻を見分けることは容易です。

 

職蟻(しょくぎ-働きアリ)

コロニー内での作業を担当します。食料を探したり、巣を作ったり補修したりするのはこの階級の仕事です。また、卵・幼虫の世話や、他の階級に食料を供給します。どのシロアリ種でも、職蟻がコロニー内の大多数を占めます。

 

生殖虫(せいしょくちゅう)

コロニーが一定の個体数に達すると、生殖虫が発生します。それらには羽が生え(そのため、有翅虫 ゆうしちゅう-羽アリと呼ばれる)、種ごとのだいたい決まった時期に、新しいコロニーの設立の為に、コロニーから大量に飛び出します。これは群飛(ぐんぴ/スウォーム)と呼ばれます。多くの種では有翅虫のオス・メスが新生息地で一対になり、新しいコロニーを設立しますが、群飛の途中で殆んどが鳥や蛙、他の昆虫の餌になり、また運良くつがいになったとしても、そこが生息に適した環境でないと生き延びることが出来ないので、新しいコロニーの設立に成功できる確率は極めて低いと考えられています。